2022/03/24 17:31
新型コロナウイルスの影響で品薄状態が続いていた不織布マスク。
最近ではさまざまな種類のものが店頭に並ぶようになってきました。
ですが、購入の際にマスクの機能や効果、ろ過率や品質表記など、それぞれの情報についてよくわからないまま選んでしまうことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マスクの品質の要である「PFE」、「BFE」、「VFE」について解説したいと思います。
〇PFE(Particle Filtration Efficiency)とは
PFEとは「微粒子ろ過効率」のことで、約0.1㎛サイズの粒子をどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。
インフルエンザウイルス、ウイルス単体(飛沫核)、結核菌ウイルスなどが対象となります。
「PFE99%」という表記であれば、約0.1㎛サイズの粒子を99%ろ過するということになります。
PFEが高値であればあるほどインフルエンザウイルスなど粒子が非常に小さな病原体もしっかりカットすることができるということになります。
〇BFE(Bacterial Filtration Efficiency)とは
BFEとは「バクテリア(細菌)ろ過効率」のことで約3㎛サイズの細菌を含む粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。
花粉や咳・くしゃみに伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。
「BFE99%」という表記であれば、約3μmの細菌を含む粒子を99%ろ過するということになります。
BFEが高値であればあるほど細菌による感染症や花粉症を予防する効果は高いということになります。
〇VFE(Viral Filtration Efficiency)とは
VFEとは「ウイルスろ過効率」のことで約0.1㎛~5.0㎛サイズのウイルスが含まれた粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。
一般的なウイルスやウイルスを含んだ咳・くしゃみを伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。
「VFE99%」という表記であれば、約0.1μm~5.0μmのウイルスが含まれた粒子を99%ろ過するということになります。
ろ過できる粒子が小さく、ろ過率が高いほど性能がよいマスクということになります。
また、マスクを選ぶときに性能だけではなく産地を気にする方もいらっしゃるとおもいます。
何となく日本産だと安心、海外製品だと不安だなと思う方も多いでしょう。
しかし、基本的には産地がどこであれPFEやVFEなどの検査結果が表記されていれば品質に問題はないことがほとんど。現在日本に出回っている不織布マスクの大半は中国製ですから、必要以上に産地を気にする必要はないのです。
いかがでしたか?
今回はマスクの品質の要である「PFE」、「BFE」、「VFE」について解説いたしました。
ぜひマスクを検討される際の参考にしてみてくださいね。
〇Santek 不織布マスク
〇Santek 不織布マスク 子ども用サイズ
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